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日々、てくてくと。

本・漫画・ハロプロネタを中心に日々考えてることを気ままに。

【感想】『阿弥陀堂だより』肩の力を抜いて自然と生きるということ

小説 感想 生活

 

約2ヶ月ぶりのブログ更新です。気を抜くとすぐに怠けてしまうのでダメですね。

アクセス数も減ってるだろうなあと思っていたところ、むしろ増えていて驚いています。こちらの記事を読んでくれている人がとても増えているみたいで。 ありがとうございます。

 

tekuteku014.hatenadiary.com

 

ということで、復帰(?)第一回目の投稿は小説の感想にします。

 

さて私、3月末で地元から東京へ上京してきて8年目を迎えます。

7年が過ぎた今でも、東京は本当に刺激的な場所だと思います。

遊ぶところはたくさんあるし、面白い人もたくさんいる。お洒落なカフェや流行の最先端をいくお店、毎週のようにどこかで行われているイベント。

飽きることなく過ごすことができる場所ですよね。

でもいつからでしょう。ゆっくりと歩く前の人が邪魔だと思うようになったのは。我武者羅に頑張っていないことが格好悪いことのように思うようになったのは。時間に追われ、いつも何者かであろうとしている気がします。

東京という街のせいではないかもしれませんが、東京という街にいるからこそ、色濃く感じてしまうのだとも思います。

こんなこと書くと「疲れてるの?」と言われそうですが、もしかすると東京での生活にちょっぴり疲れてきているのかもしれません(笑)だからこそ、今から紹介するこの小説がグッと心にきたのだと思います。

 

阿弥陀堂だより (文春文庫)

 

実はこの作品、高校生のときにも一度、父に薦められ読んでいるのですが、その時は全く面白くなかったんです。なので、「今が最高!イェーイ!」という人よりも「最近疲れてるなあ」「そもそも頑張るってなんだっけ?」なんて、思いがちの人にぜひ読んでみてほしいですね。

 

 阿弥陀堂だより

あらすじ

 作家としての行き詰まりを感じていた孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村でふたりが出会ったのは、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らす老婆、難病とたたかいながら明るく生きる娘。静かな時の流れと豊かな自然のなかでふたりが見つけたものとは……。文藝春秋BOOKSより)

 

妻・美智子は、癌の専門医として最先端の医療を担うエリート女医だったのですが、不妊のすえにようやく授かった子供が子宮内死亡した頃から、心のバランスを崩してしまいます。

夜は眠れず睡眠薬を飲む毎日。人通りの多い場所へ行くと動機が激しくなり立っていることもままならない。通勤さえもできなくなります。

そんな妻に診断された症状が「恐慌性障害(パニック・ディスオーダー)」でした。発症してから最初の数年は東京でなんとか症状を治めようと様子をみるのですが、一向に良くならず。

夫婦は、夫が大学生になる前まで過ごしていた田舎へ移り住むことを決意します。

そこで出会った自然、文化、人々。ゆっくりと流れる時間の中に身を置くことで、妻の症状も回復の兆しをみせ・・・。

というあらすじなのですが。これといって強弱があるわけでもなく。衝撃的な出来事が起こるわけでもなく。ゆっくりと話は進んでいきます。けれど、じんわりと確かに。心の中に大事なものがひとつひとつ積み重なっていく。そんな一冊です。

 

おうめ婆さんのお言葉

本作の登場人物として欠かせない存在が、阿弥陀堂に暮らす阿弥陀堂守のおうめさんです。齢96を重ねたお婆さま。食べるものは庭の畑で自給自足をし、用を足すにも畑に穴を掘って行うという、まさに自然とともに生きるおうめ婆さんなのですが。このおうめ婆さんの言葉にとても癒されるのです。スッと肩の力が抜けるのです。一部紹介しますね。

目先のことにとらわれるなと世間では言われていますが、春になればナス、インゲン、キュウリなど、次から次への苗を植え、水をやり、そういうふうに目先のことばかり考えていたら知らぬ間に九十六歳になっていました。目先しか見えなかったので、よそ見をして心配事を増やさなかったのがよかったのでしょうか。それが長寿のひけつかも知れません。

(出典:文庫版P96-97)

 

九十六年の人生の中では体の具合の悪いときもありました。そんなときはなるようにしかならないと考えていましたので、気を病んだりはしませんでした。なるようになる。なるようにしかならない。そう思っていればなるようになります。

(出典:文庫版P144) 

 

 「将来どうなりたいのか。そのために今何をしなければならないのか。」社会人になりたてのころ何度も問われました。そのたびに、目標がないことに焦りを覚えたり、目標に近づけていないことに嫌気がさしたり。どっと疲れてしまうこともしばしばありました。でも最近、(ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが)おうめ婆さんが言うように、目先のことにコツコツ向き合っていれば、知らない間に良い方向に進んでいることもあるんじゃないかと思うようになりました。どうですかね?甘いですかね?

 

まあ、人生。なるようになる。なるようにしかならない。たまにはそんな風に肩の力を抜いて一息つくのも大事だと思うのです。

 

映画版で癒し効果倍増

阿弥陀堂だより」ですが、映画化もされております。

 

阿弥陀堂だより

 

映像化されることで自然の美しさが際立ち、とても素敵に仕上がっています。なんといっても、おうめ婆さんを演じる北林谷栄さん(この作品で初めて知りましたが)の演技がなんとも自然で。これは演技?え?現地の人を使ってるの?と勘違いするほどでした。原作同様、とても静かな作品ですが、何度も涙を流してしまいました。ぜひご覧ください。

 


amidado dayori 2002 trailer

 

 

【雑記】お風呂で歯みがき論争

雑記 生活

 

最近結婚をし、旦那さんとふたりで暮らし始めた学生時代の友人と久しぶりに再会した。さぞや幸せの絶頂期。惚気のひとつやふたつ、広い心の器で受けとめてやろう。そう意気込んで待ち合わせの場所へ向かったのだが、はて実際は。出るわ出るわ愚痴の数々。

 

家計や子育てに対する意見の相違は彼女たちの問題であろうから何も言えないのだが、結婚というものは、こんなにもストレスの溜まることなのかと、驚かされた。特に愚痴の内容で多かったのが、お互いのライフスタイルの相違から生まれるストレスだ。

 

「めずらしく洗濯してくれたのはいいんだけどさ、タオルのたたみ方がおかしいから結局全部たたみなおしでさ〜」

(わ、わたし、もはやたたまないよ〜。タコ足から直取りだよ!)

「お風呂で歯みがきするんだよ?!ありえなくない??あと、変な音するなあと思ってのぞいてみたら、お風呂の中で鼻かんでるの。鳥肌もんなんだけど」

 (え、お風呂で歯みがきって普通じゃないの?お風呂でする歯みがきって超気持ちいじゃん!え、お風呂の中で鼻かんじゃダメなの?温かいお湯に浸かると鼻垂れてくるじゃん!)

 

 彼女が旦那さんに抱いている不平不満に「なにそれー!嫌だー!ありえないねー!」と相槌を打ちながらも、心の中では動揺が隠せない私。自分にとっての当たり前が目の前でことごとく否定されていく。なんとも居心地が悪い時間である。

 

確かに、全く異なる環境で育ってきた者同士が一緒になるということは、お互いのライフスタイルを認め合うまで、かなりの忍耐力=我慢を要するのだろう。いや、我慢というよりは、どれだけ妥協し、どれだけ諦められるか。それが重要なのかもしれない。

 

私がまだ小学生にあがったばかりの頃。こんな記憶がある。

 

あまりにも私が部屋を片付けないために、母が発狂したのだ。「もう全部捨ててやる!」と私の部屋にあるものを全てゴミ袋に詰め始めたのだ。「父ちゃんも兄ちゃんもあんたも!私が片付けても片付けても散らかすっちゃけん!!」とそれはそれは恐ろしい形相で。結局その場は「堪忍してあげてえ」と祖母が涙ながらに助け舟を出してくれたことで収束したのだが。あのときの母はストレスが溜まりに溜まって限界を迎えていたのだろう。

 

結婚したばかりのころ、母は、父のいろんなところが理解できなかったという。

・靴下脱ぎっぱなし問題

・使った物を元の場所に戻さない問題

・テレビをつけたまま寝る問題

・目の前にある物がみつけられない問題

・顔がでかい問題

・咳がうるさい問題

などなど。(もはや最後の方はただの悪口である)

まあこの父のだらしない部分を全部、子供達が受け継ぐことになるのだから、母もたまったもんじゃない。だがしかし、あるときを境に、全く気にならなくなったのだという。

 

そう、諦めたのだ。

 「こんな人たちもいるんだ」と、諦めたそうだ。

すると、あれほどまでに苛々していた気持ちがなくなり、楽になったそうだ。

 

もちろん未だに「もう父ちゃん、脱いだ靴下は洗濯機に入れとってよ〜」と不平をこぼすことはあるが、あんな風にストレスをためてヒステリックになることはない。

 

人間は適応するのだ。

 

私の友人もまた、近い将来に「え?お風呂で歯みがき?あれ超気持ちいいよね!!」とガハハハ笑っていることだろう。

 

以上。

【漫画】『りぼん』60周年イベントが熱い!懐かしさに心打たれる私の漫画雑誌歴(90年代生まれ向け)

漫画 雑記 感想

 

週末のおでかけに何処か良いところないかなあとネットサーフィンをしていたところ、とても胸が熱くなるイベントをみつけました。その名も『250万乙女のときめき回路 at TOKYO SKYTREE』

 

どうやら、少女漫画雑誌『りぼん』と東京スカイツリーが、『りぼん』創刊60周年イベントとしてコラボレーションした企画のようです。そして、コラボレーションの中心となるのは、80年代〜90年代にかけて『りぼん』で連載されていた作品達らしいのです。

 

 『ママレードボーイ』に『ハンサムな彼女』。『こどものおもちゃ』に『赤ずきんチャチャ』。『ときめきトゥナイト』に『グッドモーニングコール』。

 

世代ど真ん中ではないかっ!!!!

 

公開されている一部の写真を見るだけでも、懐かしさで胸が熱くなります。もちろん、今でもコミック本として手元に置いている作品はいくつかあるのですが、漫画雑誌でリアルタイムで読んでいた頃の思い出というのは特別ですよね。

 

www.fashion-press.net

 

上記のイベントですが、2017年1月9日〜2017年3月31日の期間中で開催されているようなので、近いうちに行ってみようと思います。展望台にあがる料金も含まれるので、ちょっとばかりお値段が張るのですが・・・。

 

実際に行ってみたらここに書き留めるとして、今回は、私自身の漫画雑誌歴をたどってみようと思います。ちなみに私、90年代初頭生まれですので、同年代の方には懐かしいけれども、その他の方には「?」が並ぶ内容かもしれません。

(目次) 

  •  わたしと漫画雑誌
    •  わたしの漫画雑誌変遷まとめ
    • はじめての『なかよし』
    • 「りぼ〜んり〜ぼん」と「ちゃちゃちゃちゃちゃちゃーお」時代
    • ちょっぴり大人に?『別冊マーガレット
  •  そしてコミック派へ

 

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【モーニング娘。】祝!『モーニングみそ汁』企画。「モーニングコーヒー」にみる2つの解釈

ハロプロ モーニング娘。 恋愛 音楽

 

お久しぶりにモーニング娘。について。 

marukomeさんとモーニング娘。'17のコラボ企画が発表されました!その名も『モーニングみそ汁』。モーニングコーヒでもなく、モーニングカレーでもなく。モーニングみそ汁でございます。いやあ、嬉しいですねえ。モーニング娘。'17が注目される機会が増えるって本当に嬉しいです。

 

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(出典:Woman Insight  )

www.marukome.co.jp

 

発売は3月下旬ということでもう少し先のことですが、応援の意も込めて、発売日までに間に合うよう「モーニングみそ汁」の具材になりきった各メンバーのイラストを製作中でございます。完成したらこのブログにも載せようと思います。 

 

さて、今回の「モーニングみそ汁」ですが、モーニング娘。のメジャーデビュー曲「モーニングコーヒー」をリメイクした楽曲も同時に発表されましたね。「モーニングみそ汁飲もうよ〜」とみそ汁をフーフーする振り付けは、一見可愛らしいですが、何度も見ていると、なんともシュールに思えてくるわけで・・・。(笑)

 

今回はそんな「モーニングみそ汁」の元となる曲で、モーニング娘。のファンにとっては大事な一曲である「モーニングコーヒー」について書こうと思います。

 

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【小説感想】『世界から猫が消えたなら』大切だと思えることって結局そんなにない。

小説 感想 雑記

 

先日、プチ失恋をした。毎日連絡を取り合っていた人で「好きかもしれないなあ」と思い始めていた矢先に「彼女ができた」と報告されたのだ。全く傷ついていない自分がいた。そもそも本当に好きだったのかさえ怪しいところだ。

 

そういえば初めて付き合った恋人から別れを切り出された時も、開放感さえ感じはしたが、寂しさや虚無感を抱くことはなかった。私をよく知る友人にも「まあ落ち込む質ではないよね」と言われたほどだ。

幼い頃から10年以上続けていたピアノや習字といった習い事も東京に上京するのと合わせてあっさりと辞めた。

 

失ってはじめて、その存在が大切だったことに気づく」とよく言うが、私にしてみれば、「失ってはじめて、実はそこまで大切ではなかったことに気づく」という方が圧倒的に多いように思う。 

 

だから時々、虚しくなる。「好きだなあ」と思えるものに対峙している時に、「でもこれが無くなったところで、私は特になんとも思わないんだろうなあ」とふと思うことがある。そうなると「私は本当にこれが好き(大切)なのだろうか」と疑問を抱かざるをえない。なんとも、虚しい。

 

それでも最近では「まあ、何かにそんなに執着し続けないのが私か」と割り切っている節がある。というのもの、その存在自体が自分にとってそれほど大切でなかったとしても、その存在に向き合っていた時間や、その時間があったからこそ残る思い出は、きっと大切なものであるはずだと思えるようになったからだ。

 

お正月に家族が集まれば、「(亡くなった)婆ちゃん、あんたが弾くピアノの曲の中で、どんな難しい曲よりも、なぜか“ ネコ踏んじゃった ”のジャズver.が好きやったよねえ」と思い出話しに花が咲く。ピアノという存在が与えてくれた、私にとって大切な思い出だ。

 

確かに、「これがないと生きていけない!!」と公言できるだけの存在(物でも人でも)があるということは、今でも羨ましいし憧れを抱いている。けれどまあ、そんな存在に出会うことなんて滅多にないだろう。だから私は、その存在が与えてくれた経験や思い出だけは「大切なものなんだ」と否定せずにいようと思う。

 

さて、こんなことを突然書いたのは以下の作品を読んだから。

世界から猫が消えたなら (小学館文庫)

世界から猫が消えたなら』(著:川村元気

 

映画化(佐藤健主演)もされているベストセラーなので、もはや周知の人も多いかと思いますが、簡単にあらすじを以下引用。

 

これは余命わずかの僕と僕が生きるために消してしまった「かけがえないもの」の物語。
主人公は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。
母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまいました。
恋人はいません。別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けています。
趣味は映画観賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。
脳に悪性の腫瘍ができていたのです。
ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。
電話、映画、時計、そして、猫。
ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…。

 (引用:Amazon

 

文章が簡潔で淡々としており、テーマも非常にわかりやすいので、とにかく読みやすい。絵本感覚で読めるまさにエンターテインメント作品だと思う。気になる方は、自分にとっての大切な存在を思い浮かべながら、ぜひご一読を。

以上!

 

川村元気さん別著書については以下。

tekuteku014.hatenadiary.com

※映画も観てみようかなあ。 

世界から猫が消えたなら DVD 通常版

世界から猫が消えたなら DVD 通常版

 

 

【小説感想】『きみはポラリス』(三浦しをん)さまざまな恋のかたちを描いた究極の恋愛小説(1)

小説 感想 恋愛 生活

 

人はどんな時にその感情を「恋」と呼ぶのだろう。

その人をついつい目で追ってしまうとき。

その人のことが頭から離れず、眠れないとき。

会話するだけでもドキドキと胸が高鳴るとき。

そんな、まるで少女漫画で描かれるようなシチュエーションと出会ったとき、その感情を「恋」と呼ぶ人は多いと思う。

けれども、果たしてそれだけだろうか。

羨望。憎悪。執着。

そのときは恋だと気がつかなくとも、振り返ると、その感情こそ「恋」をしていたが故に芽生えたものなのだと、気づかされた経験はないだろうか。

今回紹介する作品は、そんな風に、決してひとつではない、決して形式立てることができない、様々な恋のかたちが綴られた短編小説集である。

 

『きみはポラリス』(三浦しをん

 

きみはポラリス (新潮文庫)

 

以下、ネタバレ含む感想となるのでご注意ください。

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【雑記】母の三年連用手帳。続けるということ。

雑記 生活

 

今回は、今週のお題「2017年にやりたいこと」に沿って書いてみます。

 

私の性格を言葉で表すと「熱しやすく冷めやすい」が一番ぴったりとハマるだろう。昔馴染みの友人からは「猪突猛進だ」だとか「こうと決めたらそこに対する熱量がすごい」などとよく言われる。

受験勉強にしても、習っていたピアノにしても、好きな芸能人にしても。「これだ!」と思ったら寝る間も惜しんでのめり込むタイプだ。だが、続かない。その熱量もいつの間にか失われている。まさに「熱しやすく冷めやすい」性格なのだ。

そんな私だが、今回「2017年にやりたいこと」を考えたとき、「なにかひとつのことを一年間やり続けること」という考えがまず頭に浮かんだ。重要な「なにか」の部分については浮かんでいないのだが、とにかく「一年間つづけること」をやり遂げてみたいと思ったのだ。

そこで正月休みの帰省中、母に「なにか継続していることはあるか」とたずねてみた。「あるわよ」と意気揚々にたんすの奥から母がそのなにかを取り出す。それがこれだ。

 

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 3年連用手帳

「独身時代のは処分してしまったけれど福岡に嫁いだ24歳の頃からの分」と古びてヨレヨレになったものから真新しいものがずらりと並べられる。

 

博文館 手帳 2017 3年連用手帳 黒 No.060

博文館 手帳 2017 3年連用手帳 黒 No.060

 

 

ちなみに母が長年使っているのは博文館から出ているこちら。昔は黒色だけだったそうだが、最近では赤やゴールドも発売されており、どの色を買おうか迷う楽しみもできたらしい。

嫌がる母を横目に中身を拝読すると、娘が熱を出したやら息子が誰々と喧嘩したやらママ友とどこどこのランチに行ったやら。なんてない日常が箇条書きで書き込まれている。私自分が覚えていないようなことも母の手帳に記されており、「こんなことあったっけ?!」 と読むのが止まらなくなる。

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