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日々、てくてくと。

本・漫画・ハロプロネタを中心に日々考えてることを気ままに。

【本】はあちゅう・村上萌著『小さな野心を燃料にして、人生を最高傑作にする方法』

実用書 感想

 

ー 2016年10月31日ー

この日私は、前職を退職しました。

2014年に新卒で入社して2年半。

仕事内容や環境に不満があったわけではありません。むしろ恵まれすぎているくらいでした。

ただ、自分がなりたいと思い描いている姿に近づくには、もっと他のことに時間もお金もエネルギーも費やしたいと思ったんです。

これだけ書くと「これだからゆとり世代は!」とか「社会をなめるな!」とか思われそうですが、、、

退職に至るまでの意思決定、両親や周囲とのやりとり、辞めてからの現在の心持ちなどについては、追い追いじっくり書ければなと思います。

そんな私が今回紹介するのはこちらの本。

 

 

正直この本の著者であるはあちゅうさん・村上萌さんを知ったのは最近でして。

中学時代からの友人に薦められて、この本を読んだのがきっかけです。

この本では、今活躍されている彼女たちのここに至るまでの葛藤や行動、意思決定のタイミングなどが丁寧に書かれています。

面白いのは、はあちゅうさん・村上萌さんがそれぞれ同じ見出しに沿って執筆しているところ。同じテーマでも、それぞれの考え方・行動の仕方を見ることができて、二人分の人生を自分と照らし合わせながら読むことができます。

ちゅうもえも、一定の弱さを抱える、同じ人間でした。

いわゆる自己啓発といったカテゴリを敬遠してきた私ですが、不思議とこの本にはスッと入り込むことができました。

おそらく、本書の早い段階で、「著者のふたりも同じ人間で、同じような感情を抱いてきたんだな」ということが感じられたからだと思います。

「誰かにすごいと思われたい」がモチベーションでした。

何かに挑戦しているように見せかけていつも安全地帯の中での挑戦しか

していませんでした。(引用:P19)

”失敗した”と思われないことに必死だった。(引用:P31)

「誰かにとってよく見える自分」になりたくなって苦しくなるし、

よりよい条件を持った相手と会うと劣等感にさいなまれてー(引用:P35)

出てくる出てくる、共感のオンパレード。チクチクと私の弱さを刺激するように。

彼女たちも今の状態に行き着くまでに、色々葛藤してきたんだなあ。全てが最初から上手くいったのではなくて、その都度、弱さや迷いと向き合ってきたんだなあ。と思い知らされます。

冒頭いくつかの見出しは、これから彼女たちのストーリーを読むにあたって、気持ちを整理するための準備段階のようでした。

 

目の前の可能性は手放さず、少し先の可能性は創り出す

誰しも「こうだったらいいな」っていう思いを、大小問わず、一度は口にしたことってあると思います。

でもその次に続く言葉が「でも、私には無理だなあ」とか「でも、難しいよね」とか、諦めの言葉になってしまうことって多くないですか?

進路だったり、仕事だったり、恋愛だったり。

例えば、気になる男性がいたとして、「紹介しようか?」と、折角友人が機会をくれようとしても、「いやいや!私なんて紹介されたら彼に悪いよ!」とか(笑)

それって、失敗(この場合は失恋)を恐れて、もしくは、自分の限界を勝手に定めて、手にできるはずだった可能性を自ら手放してたってことですよね。

思い返してみると、私もあらゆる可能性を自らやすやすと放棄してばかりの人生です。

実績も自信もないなら、作るしかない。

 作れないなら一生そのままです。

ただ「こうなりたい」と願うだけではなく、

 やりたいことを「今」やって、ひたすら続ける。(引用:P166)

未来は今の延長でしかない。だから「こうなりたい」は先延ばしにしないで、

 常に「今」を未来に合わせることを意識してみてください。

 先延ばしにすればするほど「無理な理由を探す」自分になっていきます。

(引用:P167)

 どれも、はあちゅうさんの言葉です。

ああこの人って、目の前の好機を( 普通の人であれば好機とも思わない小さな出来事ひとつひとつを)ちゃんと自分のものにしてきたんだなー。って思わされました。

「自分じゃ無理だ」「失敗するかもしれない」そんな風に言い訳ばかりして、いつまで経っても何も始めない人の前に、拓く道なんてないよなあ。と、痛感させられました。

目の前の可能性には貪欲に飛びついて。目の前に可能性がないのであれば、自ら創りにいく。

何をすれば可能性が生まれるかなんてわかりません。ただ明確なのは、何もしないうちは可能性すら生まれないってこと。

 

心にグサリ!背中を押してくれる言葉3選

本来であればひとつひとつの言葉に感想を書きたいんですが、すごく長くなってしまうので(という逃げのもと)この本で私が特に印象的だった文章を3つ抜粋してご紹介。

 目標を達成するためにはなりふりなんてかまっていられない。

 かっこ悪いことも率先してやってこそ、

 誰かの心が動くんだと思っています。(引用:P85)

 

「できるか、できないか」ではなくて、

 「やりたいか、やりたくないか」で考えるように、

 意思決定の軸を変えました。(引用:P114)

 

若い世代の方にはとにかく「取」を選んでほしいと思っています。

 とにかくやってみないと、何をとるのかだってわからないはず。

(引用:P128)

※【取捨選択】のお話。捨てる前に一度やってみないと、やるべきことも

 わからないでしょ!っていうこと。

数年後の私に響くかはわかりませんが。

少なくとも今の私にとっては背中を押してくれる文章たちでした。

 

 大小問わず、野心を抱き続ける人でありたい

私は今、自分なりに「こうでありたいな」と思い描く姿があって、少しずつですが行動に移し始めています。もちろん、その姿に到達できるという保証はありません。

「到達できなかったら?」「失敗したら?」

そんな考えが何度も頭をよぎりました。でもその一方で「失敗したところで一体誰に迷惑をかけるの?誰が損するの?」そんな考えもよぎりました。

結婚もしてない、子供もいない。ましてや、一国の代表を担う首相でもない。

それを考えた時、これまで私が一歩を踏み出せずにいたのは、「失敗したとき私自身がどう思われるか。私自身が恥をかかないか。」それだけを恐れていたんだなって、気づいたんです。

それって、ちっぽけだなって思ったんです。

そう思えた途端、未来のリスクを危惧して何もしないより、今抱いている野心をないがしろにして、今ある時間をなんとなく過ごしていく方がリスクに思えました。

なんて、格好つけて書いてみましたが。

結局は、「やりたいこと」に向き合っていたい。今を悔いなく生きてやろうという私のわがまま心が勝っただけです。

仕事だけに限らず。趣味でも。恋愛でも。どんな小さなことでも。

いつまでも、「こうでありたいな」という野心を持ち続けて、そのために動き続けられる人でありたいなと思います。たとえ、その結果後悔しまくりの人生だとしても。

そんなこんなで、同書。

「こうでありたいな」という野心を持っている人にも、持てずに悶々としている人にも読んでほしい一冊です。

ちなみに先月実家に帰省したとき、母が「お店始めない?」と趣味友とイキイキと話しているのを見て、「あ、親子だな」と思いました。