日々、てくてくと。

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【雑記】三江線、女ひとり旅!日本一乗客が少ない電車に揺られて。

 

あっという間に2017年。

12月は師走と言うだけあって本当に月日が経つのが早かったですね。

紅白歌合戦と格闘技番組を交互に見ながら、「2016年も終わるのか」と実感のわかないまま2017年を迎えました。

そんなこんなで「今年一年どんなことがあったかな」と、すでに年も明けていますが、振り返りを兼ねてYahooニュースの記事を漁っていたところ、こんな記事を見つけました。

 

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

この記事の中で紹介されている芸備線という路線。

2016年の2月に乗車した経験のある路線でした。

ちょうど一年前くらいですね。

仕事で上手くいかないことが続いて気が滅入りそうになっていた時に、「単行電車に乗りたい!!!」と急に思い立ち、1日有給をとって2泊3日の女ひとり旅に出たんです。

ただし、旅のお目当ては記事にある芸備線ではなく、すでに廃線が決定している三江線だったのですが・・・。

思い立ったが吉日。

金曜日の夜に、仕事が終わった足そのままで深夜バスに乗り込み、広島に向かっていました。

Yahooニュースの記事を読んで懐かしい気持ちになったので、折角ですし、その時の旅について思い出しながら書きたいと思います。

 

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※尚、私が三江線に乗ったのは2016年2月で約一年前です。この時はまだ廃線が決定しておりませんでしたので時刻表や乗客の割合や様子など所々変わっていると思います。ご注意下さい。

 

 

 弾丸!女ひとり旅スケジュール

 

「電車の旅かあ、気になるな」という方へ。

参考になるかどうかは別として私の旅のスケジュールを簡単にご紹介しますね。ざっくりまとめるとこんな感じです。

金曜(夜):東京駅から広島行きの夜行バスに乗り込む

土曜(朝):広島駅到着

土曜(昼):広島観光(嚴島神社+お好み焼き)

土曜(夕):三江線の出発点「三次(みよし)駅」へ移動

土曜(夜):三次駅近くのビジネスホテルで1泊

日曜(朝):AM4:30起床。AM5:46三江線の旅開始。

日曜(朝):AM9:30終着駅「江津駅島根県)」に到着

江津駅到着後は、江津温泉に行ってみたり石見銀山に行ってみたり石見神楽を体験してみたりと島根県を堪能しました。こちらもいつか備忘録としてまとめたいと思います。

 

 ・・・ざっくりすぎる!!

ということで、もう少し詳しく書かせてください(笑)

まず、東京から広島まではコスト削減のために夜行バスを使いました。片道6000円前後。約12時間の旅路です。(私は夜行バスでは寝れない派なので各サービスエリアを思う存分堪能しました)

広島1日目は電車の旅ではなく、広島観光をしようと決めていたので、まずはお目当ての嚴島神社へ。

嚴島神社へは、JR山陽本線で広島駅から宮島口駅まで行き(約30分)、そこからフェリーに乗ると行き着くことができます。犬夜叉好きの身としては、劇場版『鏡の中の夢幻城』の舞台になっているので、各場面を思い出して胸が熱くなる場所です。

 

映画 犬夜叉 鏡の中の夢幻城 スタンダード・エディション [DVD]

(な、懐かしい・・!中学生の頃劇場に行ったな〜!)

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(水面にうつる鳥居)

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 (宮島名物。野生の鹿さん)

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私が訪れた時は干潮時ではなかったので、残念ながら鳥居まで歩いて近づけなかったのですが、水面に映る逆さの鳥居を拝むのもまた趣がありますよね。親子で日向ぼっこをしていた鹿さんたちもとても愛らしかったです。

・・・とまあ。嚴島神社についての記事ではないので詳細は割愛しますが、是非もう一度訪れてみたいなと思える素敵な場所でした。次は干潮時に合わせて訪問したいな。

厳島神社の干潮時間はこちらのサイトで確認できます!

一般社団法人宮島観光協会 |年間潮汐・潮見表|2017年1月|

 

さて、嚴島神社を巡り終えた後は、翌日の三江線の旅に備えて、三江線の出発地点【三次(みよし)駅】まで移動しました。一旦広島駅まで戻り、JR芸備線に乗り込みます。

そこから電車に揺られること約2時間!三次駅に到着です。すでに夕刻時だったので、三次駅近くのビジネスホテルにチェックインし、翌日に備えて早めに就寝しました。(確か19時には寝てしまったかと・・・)

ちなみに、利用させてもらったのはこちらのホテルです。

 

www.jalan.net

 

 いざ!三江線の旅

 

さて。いざ、三江線の旅当日です!

AM5:46の始発電車(※2016年2月時点)に乗り込むべくAM4:30に起床しホテルをチェックアウト。外はまだ日も昇っておらず真っ暗でしたが、高鳴る鼓動を抑えながら三次駅へ向かいました。

 

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※2016年2月当時の時刻表

 

一番右が三江線の時刻表です。なんと1日の運行はわずか4本

ホームには人ひとりいない状態でした。

ちなみに三江線に関する説明は、以下三江線公式HPより一部引用させてもらいます。

三江線三次市(みよしし)(広島県)と江津市(ごうつし)(島根県)とを結ぶ108.1㎞のローカル線です。三江線は全線のほとんどを江の川と平行して運行されており、三江線から眺める移りゆく江の川の雄大な景色は、見るものを飽きさせない自然美を誇っています。

(引用:ぶらり三江線WEB  http://sankousen.com )

※駅数は広島県三次駅と島根県江津駅を結ぶ全35駅です。

そしてこちらが私が乗った電車です。

 

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運が良いことにラッピング車両(神楽号)に当たりました。

さすが、神々の国(島根県)に向かう路線ですね。スサノオやアマテラスといった八百万の神々が車両の中にも外にも描かれており、島根県の石見地方に伝わる「石見神楽」という伝統芸能がアピールされていました。

 

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中に乗り込むと、整理券を取る機械とその番号を示す電光掲示板、そしてなんと車掌さんが!「電車じゃなくてバスみたい」というのが私が三江線に乗り込んだ時の第一印象でした。

ちなみに乗客は私以外にひとり。大きなカメラを持っていたので撮り鉄さんかな?明らかに地元の方ではありませんでしたが、この方と私ふたりきりで、この後長い時間を過ごすことになります。

 

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 ※4駅目の長谷駅で一時停車。

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いくつものトンネルをくぐり抜け。

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いくつもの無人駅を通り過ぎ。

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江の川という大きな川に沿って、江津方面へ進んでいきます。

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あいにくの雨で写真が曇ってしまっているのですが、春には菜の花が咲いたりと美しい風景が拝めるようです。乗客が増えてきたのは島根県に入り石見川本駅を超えたくらいからですかね。(ちなみに三次駅から数えると27駅目)

とにかく、およそ100キロにおよぶ道のりを、静かに静かに進んでいきます。この時初めて、電車って「ガタンゴトン」って走るのではなくて、「スー…ガタン、スー…ガタン」って走るんだなあと音の違いを楽しむことができました。

広島県三次駅から島根県江津駅までの約4時間。思う存分、雄大な自然を堪能し、また日頃の喧騒から離れて自分を見つめ直す時間を味わうことができました。

江津に到着してからの旅の行方はまたいずれ・・・。

 

 存続に向けた地元住民の弛まない活動

 

すでに記述した通り、三江線はすでに廃止が決定しています。廃止予定日は平成30年4月1日とのこと。初めての一人旅を経験した路線で思い入れもあるため、なんだか寂しくてなりません。

けれども廃線を一番に残念に思っているのはきっと地元住民の方々ですよね。この三江線、存続に向けて本当にたくさんの活動が行われているんです。なんとかこの路線を生き残らせたい!そう願う地元の方々の思いがひしひしと伝わってきます。

他のローカル路線に比べてWEBサイトも充実していますし、ラッピング車両の運行や、写真コンテストの開催、貸切運行によるイベントの開催などなど。

それだけしても、存続に至らなかった現実。どういった問題があったのか、Yahoo!ニュースであがっているような他の路線は今後どのようにしていけばいいのか。

地域活性化に力を入れている友人にも、話を聞いてみたいなと思いました。 

 

・・・と、少し話が逸れましたが。

私がはじめての一人旅の舞台として選んだ三江線。平成30年に迎えるその日まで。

まだまだ乗客を楽しませようと色々な催し物が企画されているみたいですので、ぜひお時間ある方はぶらりと出かけてみてください。

 

 【三江線公式HP】

ぶらり三江線WEB: トップページ

ぜひ一度覗いてみてください!私が撮った写真とは比べ物にならない美しい風景を切り取った写真が多く掲載されています。

 

この旅をきっかけに興味をもった古事記の世界。

私はこの一冊から読み始めました(非常にライトで読みやすいです)

 

なんだか脈絡のないブログになってしまいましたが、以上!

久しぶりに古事記を読んで寝ようと思います。