日々、てくてくと。

本・漫画・ハロプロネタを中心に日々考えてることを気ままに。

【雑記】逃げ恥8話にみる親と娘のメタメッセージ(星野源のラジオを聴いて)

 

明日の逃げ恥9話を前に、星野源さんのラジオ「オールナイトニッポン」を聞く。朝は容赦なくやってくるというのに、夜更かしを満喫しているわけです。眠気まなこをこすりながら、ラジオを聞く。まさに、至福の時間ですよね。仕事のこととか考えない!(ちなみに一番好きなラジオ番組は「山里亮太の不毛な議論」で、radiko.jpは最も欠かせないアプリです)

 

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というわけで、夜な夜な星野さんの声に耳を傾けていたところ、逃げ恥8話のあるシーンについて、星野さんがこんなことを語っていました。印象的だったので、今回はこのことについて書きます。

 

 親と子の裏のコミュニケーション

※以下、「星野源オールナイトニッポン」より

※一言一句、抜き出せてはいません。 

 (星野さん)

 

もうひとつ、好きなシーンがあって。

みくりさんが、お母さんが骨折しちゃって、心配して実家に帰るわけです。で、お母さんは「帰ってこなくていい」と。で、お兄さんにも「帰ってこなくていいよ」って言うんですけど、みんな心配だから、息子や娘たちは帰ってくるわけですよ。で、みくりさんの友達も来たりしてね。

 

で、そんな中で賑々しく実家での数日があるわけですけど、1日かな?日にちが経って、お兄さん夫婦もみくりさんの友達も、みんな帰っちゃうんです。で、みくりさんだけが残る。

 

で、さくらさん(みくりの母)が「みんな帰っちゃって寂しいなあ」って言うんです。そうすると、みくりさんが、「来るなって言ったくせに」って。で、その後にさくらさんがみくりさんに向かって「ずっと居てもいいのよ」って言うんですよ。みくりさんと平匡さんが喧嘩していることを察しているうえで、、、(さくらさんが)「ずっと居てもいいよ」と言って、(みくりさんが)「うん」って言うんですけど、そのシーンがすごく好きで。

 

なぜ好きかというと、「ずっと居てもいいのよ」って言うことは「あなた帰りなさい」って言ってることなんですよ。特に、なんの説明もないんですよ??表情的に「あなたすぐ帰りなさい」っていう表情で言うんじゃなくて、本当に「ずっと居てもいいのよ」ってサラっと言うんですけど、、それを見て、ちょっとだけニコって笑うんだけど、ちょっとだけ何かを察したように、みくりさんが「うん」って言う。で、その後にみくりさんが帰るっていうシーンがあるんですね。

 

なんの説明もなく、母と子の裏のコミュニケーションがあるっていうシーンなんですよ、あれ。いやあ、凄いなあと思って。その台詞の順番もそうですけど・・・。

  

 

この星野さんの解説(というのかな?)を聴いて、ふと、頭によぎったことがあるんです。最近、私自身が転職をしたことは、このブログの随所に書いているんですけど、前職を辞めて新しい職場に入るまでの一ヶ月間、実家で過ごしてたんですね。

で、実家で過ごす最後の日。

いつもなら空港まで送ってくれるのは父か母かどちらか一方なんですけど、その日は父も母もついてきてくれたんです。犬の散歩がてら、とか何だとか言って。

空港に到着してからも、「駐車料金高いし、私を降ろしたら帰っていいよ」って言ったのに、わざわざ車を停めて、空港内までついてきてくれるんです。以前のブログに書いたように、父は相変わらずの作務衣+下駄スタイルで。

なんだか、大学進学の為に初めて実家を出て、東京に飛び立った日みたいでした。父も母も(もう亡くなってしまったけれど)祖父も祖母も兄まで、みんなで見送りに来てくれた日みたいでした。 

20半ばを超えたいい大人が、父と母に見送られるなんて何だか恥ずかしさもあったけど、嫌じゃなかったというか、何だかんだ嬉しかったんだと思います。

で、搭乗時刻になって別れるときに、まずは母が一言。

「ガムシャラにやってきなさいね」と。

で、続いて父が茶化すように一言。

「ダメやったらすぐ帰って来ていいっちゃけんね」と。

そんな父に、すかさず母が「なん言いよると。そんなすぐに帰ってきて貰っちゃ困る」と。それに対して父は「かかあは、恐ろしかあ」なんて笑ってましたけど。星野さんの話を聴いて、逃げ恥の8話を見直して、このときのやりとりを思い出したんですよね。 

 

“思い”と“言葉”の関係性

 

以前のブログでも、感情を言葉で表すことについて少しだけ書きましたが、今回のことを受けて、やっぱり感情と言葉の関係性って尊いなって思います。

感情を直接的に言葉で伝えるほうが良いときもあれば、直接的な言葉にしないほうが、より相手に真意が届くこともある。

まあ、あの父と母ですから、私が、彼らのあの日の言動から感じ取ったことを伝えたところで、「そんなこと考えとらんし!」とか言って、ガハガハと笑われそうですが・・・。ま、勝手に解釈するのも悪くないですよね。

 

さて、逃げ恥9話も楽しみですね!

ちなみに、ドラマをきちんと毎週通して見るのは数年ぶりです。

…それにしても、星野さんが役だけじゃなくてラジオでも“みくりさん”って呼び捨てにせずに呼んでるのなんかいいなぁ〜。

 

以上!

 

※ちなみに、両親 ・ 感情と言葉について書いたブログは以下※

 

 

【雑記】暖房いらずで電気代節約!ニトリで叶える冬のあったか生活

普段から私は、あまり考えずに衝動買いをしてしまう傾向があります。買った直後は大満足なんだけど、家に帰って袋から取り出す頃には既に興味がなくなっている、なんてこともしょっちゅうです。ひどい時には袋から取り出さないまま放置することもあります。いわゆる、“お買い物中毒な私”ですね。

そんな私が、この冬「本当に買ってよかった!!」と思えたものがあるんです。ちょうど、今週のはてなブログのお題が「今年、買ってよかった物」だったので、便乗して書いてみることにします。

今週のお題特別編「今年、買ってよかった物」(2016年を買い物で振り返ろう

それは、ズバリ。

ニトリのNウォーム寝具です。つまり、ニトリで購入できる超あたたかい布団のことです。これを購入して、私のこの冬の生活がガラリと変わりました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、事実です。

ということで、「部屋がとてつもなく寒いけど、暖房つけて電気代高くなるの嫌だし。そもそもエアコンまだ掃除してないし。面倒くさいし。あー、でも寒い」なんて悩んでいる方へおすすめさせて頂きます。

念のため書いておきますが。決してニトリさんの回し者でも、アフェリエイト狙いでもないので、安心してご覧ください。そもそも「記事数がまだ足りません」とかなんとかでアフェリエイト申請したのにお断りされているので。涙

 

「部屋がとにかく寒い。でも電気代節約したい」

 

購入を決めたきっかけはまさにこれ。この秋、私は転職をしたのですが、それにより給料が減少。いつもなら「寒くなってきたし、暖房、暖房♪」なんて気軽にエアコンを稼動させてたのですが、今年は「電気代がかさむ」ことに恐怖を覚えているのです。

ただ、冬は容赦なくやってくる。

他の部屋より家賃が1万安いからと、安易な気持ちで北向きの部屋を選んだ私にとって、この部屋の冬の寒さは尋常じゃないわけです。

(※実家の母とのLINEでのやりとり)

 

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そんな私に舞い込んできた「11月の降雪予報」。ついにエアコンをつける時が来てしまったか・・・。と、謎の敗北感を背負いながらテレビを見ていると、「お値段以上♪ニトリのCMが。そこには、“家族にも愛犬にも冷たくあしらわれ落ち込む男性が、ニトリの寝具の暖かさに救われる”という、涙なしでは見られないストーリーが描かれていました。

「これだ…!」いつものように衝動的な物欲に駆られ、気づけばニトリ銀座プランタン店へ。なんの躊躇もなくNウォーム寝具を購入していました。(電気代はケチるのに散財癖は治そうとしない矛盾)

 

もこもこ、あったか。まさに“お値段以上、ニトリ♪”

今回私が、Nウォーム寝具シリーズの中で購入したのはこちら。

www.nitori-net.jp

敷きパッド。

残念ながら、敷布団や掛け布団を購入する財力がなかったので、一番お手軽に手に入る敷きパッドを購入しました。シングルサイズで2769円(税別)です。

これが、とにかくモコモコふわふわの肌触り。

 

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成分のことはよくわかりませんが、ニトリさんの公式表記によると、羽毛ポリエステル100%とのこと。ちなみに、洗濯OKという嬉しいオプションつき。思わず肌を撫でつけたくなるような、フリース生地です。

で、肝心の暖かさですが。暖房いらずのあたたかさです。なんてったって、きたる11月24日、観測史上54年ぶりとなる東京で11月に雪が降った日。

私は、勝利しました。

エアコンに頼らず、暖房をつけることなく、この日の寒さをしのぐことができたのです。この、ニトリNウォーム寝具という最強の武器のおかげで。(with湯たんぽ)

というわけで。

「電気代でお金が飛ぶなんて許せない」

「エアコン掃除するのめんどうくさい」

「・・・だが、寒い」

なんて頭を悩ませている方いらっしゃいましたら、ぜひニトリへ。

ちなみに、このニトリのNウォーム寝具シリーズですが、メリットばかりでなくデメリットもあるので以下記載しておきます。

ニトリNウォーム寝具を購入する際の注意事項

暖かいのは布団の中だけ

残念ながら、このNウォーム寝具。まわりの温度をあげる機能は備わっていないため、「寒い!」と思ったら布団の中にいる必要があります。つまり、行動範囲が布団の中に限られてしまいます。

 

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テレビを見るのも布団の中、本を読むのも布団の中、携帯いじるのも布団の中、ブログを書くのも布団の中。常に、写真のような体勢でいることになります。(今まさに布団の中でブログ更新中)  

 なかなか起きられない

 朝目覚めても、あまりの暖かさに布団から出たくないので、二度寝三度寝を繰り返してしまいます。気づけば、出勤に間に合うギリギリの時間。Nウォーム寝具を手に入れたことによって、優雅な朝の支度時間を手放すことになります。

休日に友達が泊まりにこようもんなら、なかなか布団から出てこずに、いつまで経っても帰ろうとしないため、ちょっと険悪なモードになります。

ご注意ください。 

 兎にも角にも、電気代節約は間違いなし!

とまあ、デメリットも紹介しましたが。

本来の目的である「電気代節約」の観点からすると、この冬エアコンやこたつといった暖房器具にはまだ頼っていないので、目的は果たせているかと思います。

 

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ニトリ万歳!Nウォーム寝具万歳!

ニトリの回し者ではございません※

最後に、都心に住んでいる方へ朗報です。

プランタン銀座の閉店に伴い、「車なしで行けるニトリがまだひとつ減ってしまう…」と肩を落としていることかと思いますが、なんと!12月1日に!新宿に!ニトリ高島屋新宿店がオープンしました!!車がなくてもニトリにいけちゃいますよ!

 

www.nikkei.com

ということで、今週のお題特別編「今年、買ってよかった物」(2016年を買い物で振り返ろう)でした!

他にも電気代を節約できる冬のあったか術を知っている方いましたら、ぜひ教えてください。すぐに実践します。

 

【雑記】感情を言葉に。喜怒哀楽じゃまるで足りない。

 

ブログを書き始めて早々につまずいた。

書くのが面倒になった。わけではない。毎日仕事から帰るやいなやPCと向き合ってはいた。で。気づけば1時間、2時間、3時間が過ぎて、いつの間にか0時を回っている。下書きには書きかけの記事がたくさん溜まっている。

書いては消して、書いては消してを繰り返す。できあがった記事、すでに更新した記事を読み返すけれど、なんだか胡散くさい。これは誰が書いたんだろうか。そう思ってしまう。

あ、やっぱり訂正する。

冒頭私は「書くのが面倒になったのではない」と既述したが、正直面倒だ。文字を書くことは好きだ。だからブログを書くこと自体は面倒ではない。

面倒なのは、PV数やこのブログを読んでくれている誰かを意識して、自分の感情を共通言語にして説明することだ。このブログを読んでくれている誰かが共感してくれるだろうワードに自分の感情を当てはめることが面倒で仕方がない。

本を読んで、音楽を聴いて、映画を観て、私はどうしようもない気持ちになることが多い。例えば、枕に今すぐ顔を突っ伏して「あああああああああああああああ゛」と叫びたくなったり、部屋を真っ暗にして毛布をかぶって無理矢理涙を流してみたり(情緒不安定ではありません)冬なのに桜が目の前を舞っているような気分になったり(幻覚をみてるやばい奴ではありません)お腹の下の方がきゅるるんと締め付けられたり(生理痛ではありません)。

これをこのまま書いたところで作品の良さが伝わるとは思わないが、じゃあどの言葉に当てはめればいいのかわからない。

枕に顔を突っ伏して叫びたくなる衝動は何の感情からくるのか。切なさ?悲しさ?怒り?それさえもわからない。切ない。なんて言葉じゃ足りない気がする。

感情を言葉にして伝えるということは、言語をもっている人間の特権だと思う。でも誰かの「嬉しい」と私の「嬉しい」は違うかもしれない。誰かの「悲しい」は私の「憎らしい」かもしれない。きっと違う感じ方なのに、既存の共通言語で表現するのって難しい。

んー、、、どうやって表現するのが自分自身にとってしっくりくるのだろうか。しばらくは模索していくことになるかな。文体ブレブレでも、気にしないでくださいね。

 

【雑記】今回の転職にかかり両親に対する感謝の念が堪えない話

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こんばんは、華金ですね。

今日は、タイトル通り「お父さんお母さんいつもありがとう」という話について書いていきます。

本題は、今回の転職にかかることなのですが、その前に、私の両親のことを簡単に紹介します。

ちなみに私は、父のことを「父ちゃん」と呼び、母のことを「ママ」と呼びます。とてもチグハグです。同じように呼ぶ人とは出会ったことがありません。

万が一「父ちゃん!ママ!」と両親のことを呼ぶ方がおりましたらお声かけ下さい。ぜひお近づきになりたく存じます。

それでは、早速参りましょう。

 

我が両親について

父(62歳)自営業

趣味はビリヤードと読書。そして年柄年中“ 作務衣+下駄 ”スタイルでございます。作務衣、ご存知ですか?ちなみにサムエと読みます。はい、こんなやつです。

 

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(出典元:http://www.samuelife.com

 

これを一年中着ております。スーツ姿なんて冠婚葬祭の時以外見たことありません。念のために申し上げますと、私の父は住職ではございません。陶芸家でもございません。でも、年柄年中作務衣を着ております。

そして、これにプラスして下駄を履いております。冬でも下駄です。遠くにいてもわかります。カランコロン、カランコロン。そんな音が聞こえてきたら、「あ。父ちゃんや」と悟ります。

 

母(年齢非開示)主婦

東京で生まれ育ち、父との結婚を機に福岡へ。シティガールが急に地方へ来たわけですから、引越し当時はあまりもの寂しさに毎晩枕を濡らしていたようです。そんな母も今や立派な福岡人。

結婚当時30キロ台だったらしい体重は世紀末の大増量を遂げ、腕っ節母ちゃんと化しております。「こんなはずじゃなかった。もっとしおらしいおなごだったはずだ」いつかの父の嘆きです。

 

我が両親のDIYのレベルが普通じゃない件

DIY(日曜大工)といえば、棚を作ってみたり壁を塗ってみたり、そんな類が一般的ですよね。しかし、うちの両親は一味違いました。ある日、母がぼそりと呟いたんです。「囲炉裏が欲しいな」と。

囲炉裏、いいですよね。和室なんかにあると、和を感じますよね。でもそんな簡単に手に入るものではありません。ーと思っていたら、父がぼそりと言ったんです。「作りゃあ、いいやん」と。

それはまさに、某国民的ドラマの名台詞「あるよ」にも劣らない軽いタッチで、淡々と。

いやいやいやいや。そんな簡単に作れるわけがないでしょと心の中で突っ込みを入れる私を他所に「そうやん!作ればいいったい!」と母はノリノリのご様子。

そんな両親を尻目に懸けておりましたら、数日後。なんと、出来上がっておりました。その完成品がこちら。

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昨日まで何の変哲もなかったテーブルの真ん中に、突如として現れた囲炉裏。父母共同作業による賜物です。この囲炉裏が出来てからというもの、冬になると後ろのソファーに座り、家族揃って暖をとります。

牡蠣やおにぎりなんかを焼く日もございますので、ぜひ我が家にお越しの際は囲炉裏で温まって行ってくださいね。

とまあ、こんな感じの我が両親です。では、そろそろ本題に。 

 

「いいっちゃない?」の一言に救われる

 

 今回転職をするにあたって、正直両親に伝えるべきかかなり悩みました。初めての転職ですし、年収は減りますし、正規雇用でなくなりますし。心配かけるかな、と。

まあ、とっくに成人を超えたいい大人なので両親に相談しなければならないという義務はないのですが。

学生時代に思い描いてたんですよね。

社会人になったら、両親にまとまった仕送りをするとか、一年に一度は旅行に連れていくとか。社会人になったらそんなことが当たり前にできるって、思い描いてたんですよね。

蓋を開けてみたら何一つ叶えられてなくて、「むしろ今回の転職で心配かけるかも」とか考えると情けなってくるわけで。結局前職を辞めることを伝えたのは、退職日の10日前。次に何するかを伝えたのは既に退職日を過ぎて、実家に帰省してからでした。

 

「で、次何すると?」

 

実家に帰省してからもなかなか私からは言い出せていなかったのですが、ついに母から一言。おやつの時間。梨と柿が出されてかぶりついていた時でした。

 

私「挑戦したいことがあるっちゃんねえ」

母「出版?」

私「うん」

母「いいやん。前から言いよったし」

私「でもアルバイト」

母「・・・・」

 

む、無言きた!!!!!!一瞬空気がピリッとした気がして、そこからはもう必死に喋ってました。一方的に。なんでしたいのか。どこで何をするのか。どれだけ挑戦したいのか。今どういう段階にいるのか。などなど。

で、一通り喋り終えたところで、母が一言。

 

「いいやん。頑張りいよ」と。母の性格上、反対されることはなくとも、もっと根掘り葉掘り聞かれるものだと思っていたので拍子抜けしてしまい、「いいと?」なんて、情けない質問をしておりました。

 

母「いいもなんも、挑戦したいっちゃろ?」

私「うん。でも、いいと?」

母「挑戦したいって自分の子が言いよるっちゃけん、否定する権利も理由もなかろうもん。それにあんたが挑戦したいとか言うの珍しいやん。そりゃ応援するくさ」

 

そこまで言って納得したのか何なのか分かりませんが、「挑戦したいことがあるっていいねえ」なんて言いながら夕飯の準備に取り掛かり始めまして。私はとにかく涙がとまらなくなって。母は何も突っ込んで来ませんでしたが、ひとりでグズグズ泣いておりました。梨と柿を頬張りながら。

 

それからその日の夜、晩御飯を食べながら父にも同じような話をしました。で、父も一言。「いいっちゃない?」と。「親自身が誇れる人生送ってきとうなら立派に口出しなんかも出来るっちゃろうけどねえ。そうやないけんねえ」とケラケラ笑いながら。

 

 ・・・なんだかなあ。

反対はされないだろうし応援してくれるだろうなって想像はしてたんです。ただ、実際に父母の口から聞いた「いいやん」「いいっちゃない?」の言葉は、想像していたよりも遥かに自分にとって心強かったです。

 

 ちなみにその夜、自分の部屋に戻って耳を澄ましておりましたら、

「お金のこととか心配せんで目の前のことに集中できるように私夜勤でも始めようかいな」なんて母の言葉が聞こえてきまして、そこでまた目頭が熱くなるわけです。

もちろん、お金のことで親に甘えようとは思ってません。甘えるのと脛かじりは違うと思うので。だけどそうやって考えてくれていること自体がたまらなく有難くて。この人たちにとって私は、何歳になっても、いつまで経っても子供なんでしょうね。

 

自分ひとりで頑張ってる気になって、他人を見下したり威張り散らしたりするような日が来ようもんなら、このブログを読み返そうと思います。

両親に対する感謝の意を忘れないための備忘録として。

 

愛情を繋いでいく

ちなみに今回の件を親戚のおばちゃんと話したところ次のような言葉をいただきました。

・親は子供が甘えてきてくれるうちが花。

子供が甘えてきたら目一杯、応援するし愛情を注ぎたいと思ってる。

なんでかって?おばちゃんも、そうやって生きてきたから。

親に目一杯甘えて、親から目一杯愛情もらってきたから。

だからおばちゃんの子供も、自分に子供ができたら、目一杯子供に愛情を与えていかんといかん。そうやって愛情ってのは繋がっていくもんよ。

・親の仕事は子供の可能性や選択肢を広げてあげること。

だから子供が夢や目標を語ってきてくれることはこのうえない親孝行。

仕事をあたえてくれるわけやからね。

私も子供ができたら目一杯愛情を注ぎたい。もしできなくても、もらってきた愛情を私だけで終わらせたくないなあ。誰かに繋いでいきたいなあ。そう思った次第です。

※ ちなみに。甘えるのと脛かじりは違うと思っていますので、「甘える=脛かじり」とは捉えて欲しくないですね。「うちの親、甘やかしてくれるよ!最高でしょ!」ということを言いたいのではなく「選択肢をいつも広げてくれる親に感謝してるよ!」っていう話です。

拝啓 父ちゃん、ママ

拝啓 父ちゃん、ママ

父ちゃん、痛風には気をつけて。

ママ、もうすこし痩せた方がいいよ。

何がいいたいかと言うと、身体は大事にね。

 

以上!